暗黙オブジェクト

ZUMLページ中に埋め込まれたスクリプトがあるので、暗黙オブジェクトを使用すれば効率的にコンポーネントを参照することができます。zscript要素に囲まれるJavaコードとイベントリスナを指定するための属性はこれらのオブジェクトを使用できます。また、EL表記でも使うことができます。

例えば、selfは処理されているコンポーネントを表すorg.zkoss.zk.ui.Componentのインスタンスです。以下の例で、selfによってイベントリスナ内のコンポーネントを識別します。

<button label="Try" onClick="alert(self.label)"/>

同様にして、現イベントeventはイベントリスナによって処理されています。このようにして、上のプログラムは以下と同様の働きをします。

<button label="Try" onClick="alert(event.target.label)"/>

暗黙オブジェクト一覧

Object Name

Description

self

org.zkoss.zk.ui.Component

コンポーネント自身

spaceOwner

org.zkoss.zk.ui.IdSpace

このコンポーネントのスペース所有者。Self.spaceOwnerと同じ.

page

org.zkoss.zk.ui.Page

ページ。SELF.PAGEと同じ

desktop

org.zkoss.zk.ui.Desktop

デスクトップ。Self.desktopと同じ

session

org.zkoss.zk.ui.Session

セッション

application

org.zkoss.zk.ui.WebApp

ウェブアプリケーション

componentScope

java.util.Map

コンポーネント中で定義された属性のマップ。Org.zkoss.zk.ui.Componentインターフェース中のgetAttributeメソッドと同じ働きです

spaceScope

java.util.Map

このコンポーネントを含んでいるIDスペースの中で定義された属性のマップ

pageScope

java.util.Map

ページ中で定義された属性のマップ。org.zkoss.zk.ui.Pageインターフェース中のgetAttributesメソッドと同じ働きです

desktopScope

java.util.Map

デスクトップ上で定義された属性のマップ。org.zkoss.zk.ui.Desktopインターフェース中のgetAttributesメソッドと同じ働きです

sessionScope

java.util.Map

セッション中で定義された属性のマップ。org.zkoss.zk.ui.Sessionインターフェース中でgetAttributesと同じ働きです

applicationScope

java.util.Map

ウェブアプリケーション中で定義された属性のマップ。org.zkoss.zk.ui.WebAppインターフェース中のgetAttributesメソッドと同じ働きです.

requestScope

java.util.Map

リクエスト中で定義された属性のマップ。org.zkoss.zk.ui.Execution中のgetAttributesメソッドと同じ働きです

arg

java.util.Map

org.zkoss.zk.ui.Executionsクラス中でcreateComponentsメソッドへ渡す引数arg 。それがnullになることはありません

含まれたページ(createComponentsの初め引数)にコンポーネントが作られるときのみに、argは使用可能です。一方で、onCreateを含む、すべてのイベントは後に処理されます。こうして、onCreateリスナ中のargを参照したいの場合、org.zkoss.zk.ui.event.CreateEventクラスのgetArgメソッドを使います。Self.desktop.execution.argと同じ働きがあります

each

java.lang.Object

ZK繰り返し処理をするとき、繰り返されている最中のものです。繰り返し要素はforEach属性に伴う要素です。

forEachStatus

org.zkoss.zk.ui.util.ForEachStatus

繰り返しのステータス。ZKは繰り返し要素を処理するとき、行われている繰り返し処理に関連している情報を参照可能にします。

event

org.zkoss.zk.ui.event.Event or derived

現イベント。イベントリスナのみ、参照可能。

リクエストと実行についての情報

org.zkoss.ui.Executionインターフェースはリクエストパラメータのような現在の実行情報を提供します。現在の実行情報を得るために、以下に書かれているもののうちの一つを行います。

  • コンポーネント内の場合はgetDesktop().getExecution()を使います。

  • コンポーネント、ページ、デスクトップを参照できない場合、org.zkoss.zk.ui.ExecutionKurasuno getCurrentメソッドを使用します。